緩和ケア病棟鏡開き♪

先日、緩和ケア病棟において

鏡開きが行われましたflair

 

ボランティアさんたちが作ってくれたぜんざいを食べながら

お正月の歌をみんなで楽しく歌いましたnote

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私もぜんざいをいただきましたが、超美味しかったですよ!!happy01

 

 

 

 

そんな中

 

談話室の脇に

 

1人の若い男性が…

 

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ノートとペンを持ち…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話しかけてみると、九州産業大学大学院の学生さんでした。

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何やらこの冬休みに緩和ケア病棟を見学し、建築デザイン関係の研究をしているとのこと。

我々が気付かないような建築構造や人の流れ的な部分をサラサラッと立ち話で

話してくれましたが、「文字にして~!!」とお願いしてみました。

 

その3日後

メールが送られてきましたのでそのままご紹介いたします。

 

『見学目的と感想について』

九州産業大学 工学研究科 産業技術デザイン専攻 建築デザイン分野 古賀 諒平

 

私は、ホスピスにおいては、患者様が出来るだけ病室から外に出て,

談話室等で患者様とボランティアの方が談笑し、ティータイムなどを行っている状況が、

患者様のQOL改善に大きな効果をもたらすと考えています。

そのためには,談話室にボランティア活動の拠点となる場(コーナー)を設け、

有益なボランティア活動を行えるようにすることが望ましいのではと考えています。

そのような観点において、談話室における一日の利用状況や、

ボランティアの方と患者様が関わる状況を見学させて頂きました。

 

まず初めに、談話室における一日の利用状況に関してですが、

想像していた通り、利用率は低い状態でした。

しかし、自立歩行可能な患者様が、TVカードを買い、

看護師と談笑する光景を拝見することができました。

また、散歩や喫煙をするために別の場所へ向かわれる方も見受けられました。

中には、患者様とそのご家族で車いすを押しながら散歩されている状況もありました。

私はホスピス・緩和ケア病棟においてはこういった光景が

日常的に多く見かけることができるのが望ましい状況だと思います。

今まで18ヶ所見学させて頂きましたが、

こういった光景を見ることは滅多にありませんでした。

大変貴重な体験をすることができたと思っております。

 

特に今回の見学で一番貴重な体験をする出来事がありました。

それは、ボランティアの方がティーサービスを行っている時でした。

約十数名のボランティアの方が鏡開きのイベントを行うために

13時半頃から準備を行っていました。

14時半頃から数名の患者様が談話室に訪れ、

お茶とぜんざいを味わいながら患者様同士が会話等を楽しんでいました。

特に気になった患者様の側で見学をしていたら、会話の中に

「私たち友達になりましょう」、「友達が出来て良かったわ」と聞こえてきました。

ホスピス・緩和ケア病棟において、このような光景を見ることは滅多にありません。

談話室でボランティアの方のご協力があったからこそ、垣間見えた瞬間だったと思います。

その患者様は、ティーサービスが終わった後も2人で談笑していました。

 

今回、私が理想としている、談話室での利用状況を少しだけ垣間見ることができました。

あと2か所の施設を見学する予定ですので、今回の見学及びインタビューを活かしながら、

調査をしていこうと思います。2日間にわたる見学をさせて頂き、ありがとうございました。

 

 

古賀さん、メールありがとうございました。

今頃はまた違う病院でいい経験をされていることと思います。

いろいろな病院での気づきを宝物として今後社会に出てもご活躍くださいね!

 

 

<ホームページ委員 吉田>

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